Aythya marila mariloides  Greayer Scaup(亜種レベルでの英名は不明です)

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カモ目カモ科 (全長40〜51cm マガモより小さい)
2010/03/09 北海道 根室市

シロートの一言。

♂繁殖羽です。
北極圏内を含むユーラシアと北米両大陸高緯度部で広範に繁殖し、アジアでは千島列島から中国東部沿岸にかけて越冬します。全2亜種に分かれ、日本では亜種スズガモ
A.m.mariloides が冬鳥として全国に渡来し、日本の海ガモとしては最も渡来数が多いカモになるそうです。幼鳥と♀は近似種キンクロハジロに似ますがキンクロは淡水域を好み、スズガモは海水域を好みます。ただし河口を少し遡った程度の汽水域や、海そばの淡水池には入ることがありますから絶対ではないのですが、ある程度の同定の足しにはなります。また、スズガモは♂♀共に冠羽は持ちませんし、♂成鳥の頭部はキンクロの紫色光沢に対して緑色光沢です。なお、基亜種オオスズガモ A.m.marila については、全くなんの情報も見つからなくて分からないです。

スズガモ Aythya marila    
亜種スズガモ Aythya marila mariloides
  幼鳥
  ♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期)
  ♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期)
  ♂第1回冬羽
♂第1回夏羽
  ♂エクリプス→繁殖羽移行中(前期)
  ♂エクリプス→繁殖羽移行中(後期)
  ♂繁殖羽
  ♂繁殖羽→エクリプス移行中(前期)
  ♀第1回冬羽
  ♀第1回夏羽
   ♀成鳥冬羽
  ♀成鳥夏羽
  ♂と♀

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