Aythya marila mariloides　　Greayer Scaup(亜種レベルでの英名は不明です)

スズガモＴＯＰ＜
♂第１回冬羽＜ ＝　♂第１回夏羽　＝ ＞♂エクリプス→繁殖羽移行中(前期)
2008/06/17　北海道　標津町

シロートの一言。

♂第１回夏羽です。
♂♀共に第１回夏羽だけの群れみたいで、あまり大きくはない川の河口域に１００羽近い個体が集まっていました。繁殖期につがいじゃないんだと驚きながらもすぐに、ならば若鳥の群れではとデジスコを向けました。遠目の小さな写真ですが、全ての個体の尾羽が傷んでいるのがわかります。
上写真右側個体トリミングです。
傷んだままの尾羽は明らかに旧羽、幼羽のはずです。
上写真中央左側個体トリミングです。
上写真右上個体、ピンボケのトリミングです。
３月の第１回冬羽換羽中個体の胸元は喫水あたりに幼羽を持っていましたが、この６月個体は成鳥同等の位置まで暗色の胸元体羽が生え揃っています。ただし腹下直下の暗色部分は、汚れではなく幼羽のままの体羽なのだろうと思われます。
ボケボケですが上同日同場所、別写真で褐色の幼羽雨覆が写っていた個体です。
この１枚で、第２回冬羽(最初の成鳥冬羽)換羽まで、尾羽と雨覆に幼羽を残すことがわかりました。
2017/06/23　北海道　豊頃町
　　　
ほぼ上の群れと同じ時期、単独で港にいた個体です。見づらいですが、褐色の幼羽雨覆が写っていました。