Spatula clypeata  Northerin Shoveler

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カモ目カモ科ハシビロガモ属 (全長43〜56cm マガモより小さい)
2005/03/25 福岡県 福岡市

シロートの一言。

♂繁殖羽です。
以前は全ての淡水ガモ(水面採餌ガモ)はマガモ属で纏められていましたが、日本鳥類目録第8版からこのハシビロガモは別属を与えられて学名の一部(属名)が変更されています。北極圏を含むユーラシアと北米両大陸中高緯度部で広範に繁殖し、アジアでは中国南東部から東南アジア・インドにかけて越冬します。亜種はないもようです。日本でも冬鳥で全国に渡来し越冬しますが、北海道の一部ではごく少数が繁殖しているそうです。なお、主食はプランクトンだそうですが水草やアオサ、餌付けのパンなども普通に食べています。そして虹彩は昔の図鑑では♂は黄色で♀は暗褐色と簡単に区別されていただけでしたが、実際は性別と年代の組み合わせでもう少し複雑に変化しています。そして雨覆は、♂は青灰色で♀は灰色とされていますが、♀の雨覆もその時々の構造色が故の角度や光線の具合で♂と大差ない程度の青味に写っていることもありました。

ハシビロガモ Anas clypeata
  幼羽→第1回冬羽移行中(前期)
  ♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期)
  ♂第1回夏羽
♂エクリプス→繁殖羽移行中(前期)
  ♂エクリプス→繁殖羽移行中(後期)
  ♂繁殖羽
♀第1回夏羽
  ♀成鳥(非繁殖羽)
  ♀繁殖羽移行中
   ♂と♀
  丈比べ

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