Platalea minor  Black-faced Spoonbill

クロツラヘラサギTOP<
第1回夏羽< = 第2回冬羽 = >第2回夏羽
2005/11/04 福岡県 福岡市

シロートの一言。

第2回冬羽です。
「J10」の脚和はこの年5月に沖縄で♂幼鳥に付けられたものだと教えられたのですが、5月の沖縄にはまだ「この年生まれの幼鳥」はいませんし、このクチバシも生まれ年秋のものでもないです。おそらくは生後1年未満の第1回夏羽を幼鳥として扱われたのだろうと推察で秋の第2回冬羽です。
2018/09/10 佐賀県 佐賀市
   
同一個体合成で一見ヘラサギのような顔ですが、目の周囲の皮膚が剥がれているだけでクロツラです。そして幼羽と変わらずの黒班が目立っていますが、たとえ側面からでもこのクチバシで9月の幼鳥はあり得ずで第2回冬羽です。
2016/10/15 佐賀県 佐賀市
   
直上同様同一個体合成です。目の周囲説明を除いて直上同文ですが、下3月の「E92」写真を参照に、クロツラは第2回冬羽換羽でも幼羽同様各羽先に黒班がついた羽を換羽させているもようです。
   = 以下、渡去前春の第2回冬羽です =
2014/03/31 佐賀県 佐賀市
   
「E92」は2012年7月2日、韓国仁川で幼鳥につけられたものだそうです。生まれ年翌々春個体ですから第2回冬羽で、この時期まで幼羽が綺麗なまま残るわけもなく、第2回冬羽換羽では幼羽同様の黒班付き新羽に換羽なっているのだろうと想像できます。
直上同一個体です。
クチバシ表面は黒く、幼鳥クチバシとは一線を画しているのもわかります。
上同日同場所、別個体です。
この個体も羽先黒班の多さで第1回冬羽だと思いながら撮っていたのですが、クチバシ上面に第1回冬や4月の第1回夏羽判断個体の赤味はなくで、直上「E92]同様渡去直前の第2回冬羽なのだろうと推察です。
直上同一個体、翼下面です。
そしてこの写真だけで判断した場合、日付なしだったならば幼鳥、3月個体とわかった時点で第1回冬羽だと即答します。羽衣だけでの1〜2回冬羽判断はできないです。