Buteo japonicus japonicus  Eastern Buzzard

ノスリTOP<
擦れた幼羽< = 幼羽→第1回冬羽移行中 = >第1回冬羽
2016/11/09 愛知県 西尾市

シロートの一言。

1年目若鳥、幼羽→第1回冬羽移行中です。
最初は前ページ「擦れた幼羽」と一緒に幼鳥のページを作っていたのですが、幼羽褐色味が残る個体と一緒はどうにも違和感で、磨耗の結果なのかもですが第1回冬羽移行中として別グループに分けてみました。
なお、以前はこの個体のように臑毛班があれば♂でなければ♀とされていましたが、今ではほぼ個体差みたいな扱いで、ただし縦班であれば幼羽、横だと成羽にはなるどうです。
2020/11/01 佐賀県 鳥栖市
   
黄色い虹彩で、腹巻班は縦の褐色斑の集まりに見えます。上で書いた臑毛班同様、この腹巻班も縦ならば幼羽、横だと成羽になるそうです。
2016/11/15 秋田県 大潟村
   
かなり傷んだ羽衣ですが下面荒巻斑は縦で、飛び出しの鷹斑(横班)はどの羽も一様に見えていますから風切羽に新旧もなく、まだ全て幼羽だけの1年目若鳥のはずです。
2018/11/20 新潟県 佐渡市
   
見つけた瞬間はケアシかなと思ったずいぶん白っぽい個体です。肩羽の様子はわかりませんが、黄色の虹彩と羽先が尖った雨覆が写っています。
2008/12/19 山口県 山口市
   
年末個体ですが、このページのどの個体よりも肩羽・雨覆の羽先が尖った綺麗な幼羽を残していた個体です。
2020/12/28 長崎県 諫早市
   
摩耗褪色の結果なのでしょうが、黄色い虹彩の白い顔が目立っている個体です。
2005/12/30 佐賀県 唐津市
   
黄色い虹彩に胸元縦班も多いのですが、1年目にしては腹巻班がずいぶん幅広でできあがった感じに見える個体です。
2014/10/04 山口県 山口市
   
追いかけの飛翔写真下面ですが、外側初列風切(翼指)5枚を除いた翼裏側の後縁は淡色で、各風切羽羽先も淡色のままなのはわかります。成羽の場合風切羽羽先は暗色で、翼後縁には暗色の隈取り班が目立ちます。
2013/12/22 長崎県 諫早市
   
直上同文ですが、鷹斑(翼の横班模様)がやや濃くて翼後縁もやや暗色気味に写っています。ただしその鷹斑と羽先暗色班の色味は同じですから成羽ではないですし、2年目以降個体の翼には新旧の風切羽が混在しますから、鷹斑同士にも色の濃淡が現れます。