Gallinago gallinago gallinago  Common Snipe

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2006/05/05 佐賀県 白石町

シロートの一言。

成鳥(夏羽相当)、春の渡り個体です。
肩羽外弁側の幅広羽縁に混じって、幼羽のような細い羽縁の肩羽も混じっています。3月の渡り個体にも似たような個体が見られて第1回冬羽だろうかとも疑いましたが意外とこのタイプは多く、図鑑に第1回冬羽の説明もありませんし、成鳥であってもその外縁部の肩羽には幼羽のように幅が狭い羽縁の肩羽を持つ場合もあるのだろうと今のところの解釈です。。。に褐色味強く見えることはないようですが、チュウジは暗褐色気味にも見えることもあるそうです。
上同一個体、翼の裏側と尾羽です。
オオジやチュウジの翼後縁にも翼帯はありますが殆ど目立たず、これだけハッキリ写るのはタシギの特徴になるそうです。また、最外側一対以外の全ての尾羽にオレンジ色味があります。
2012/03/26 佐賀県 白石町

3月下旬ですから春の渡り個体だろうと推定した上で、三列基部に被さるあたりと肩羽外縁部に幼羽のような細い羽縁の肩羽が見えています。ただし写っている雨覆に乱れはなくで、成鳥でも細い羽縁の成羽を持っているのかもです?
直上同日同場所、雨覆の傷みが酷い別個体です。
肩羽羽縁には幅が広い成羽のバフ色と、同じく幅が広い白色、そして幼羽同様の細く白い羽縁も混じっています。この個体こそ第1回夏羽なのかもです?
2015/04/27 大分県 日田市
   
撮影地は「春の渡り個体が何故いるの?」と思う内陸の福岡と大分県境の日田で、九州山地でも繁殖していたりしたら嬉しいのですが。。。(^^;