ハマシギ幼羽→第１回冬羽移行中(後期)

Calidris alpina　　Dunlin

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2007/11/04　佐賀県　白石町

シロートの一言。

幼羽→第１回冬羽移行中(後期)です。
問題は幼羽からの換羽か夏羽からの換羽かの１点だけで、肩羽に残っている羽先まで黒い旧羽は幼羽です。成鳥冬羽換羽で残る夏羽は羽先まで軸班が広がってはおらず、その羽先には羽軸が見えています。ただ、旧羽がここまで小さくなってしまうと羽先自体が見えなくなっていますが、１１月まで旧羽として夏羽を残している成鳥はいないはずです。

	2020/10/18　佐賀県　佐賀市　　　雨覆に白い羽縁がないために成鳥冬羽のつもりでいたのですが、雨覆と肩羽の色味が違いますし、羽軸の見え方も違います。同じときに換羽した成鳥冬羽ならばそういうことにはならないはずですし、今のところはこういうタイプの若鳥なのだろうと判断です。
	2010/10/27　福岡県　糸島市　　　翼を垂らしているため、白い羽縁の幼羽雨覆の様子がよく分かります。
	2019/10/28　佐賀県　佐賀市　　　直上タイプで、幼羽羽縁があまり目立たない若鳥なのではと判断です。ただ、直上には全く白い羽縁がありませんが、この個体にはなんとなく羽縁があるように見える羽がありますし、明らかに傷んでいる羽も見えています。
	2021/10/28　鹿児島県　出水市　　　肩羽に一列、オレンジ色が目立つ幼羽が残っています。
	2008/10/29　佐賀県　佐賀市　　　第１回冬羽完成形かと思ったのですが、本当に僅かに上背に幼羽が見えています。
	2007/11/02　鹿児島県　出水市　　　かなりの肩羽が第１回冬羽換羽なっていますが、僅かに下段外縁部にはまだ旧羽も残っています。なお、雨覆には白い羽縁が綺麗ですが、年明け第１回冬羽個体の雨覆はかなりボロボロで、このように白い羽縁が残ることもないようです。
	2021/12/05　佐賀県　白石町　　　白い羽縁がない雨覆が明らかに旧羽(幼羽)だとわかる、第１回冬羽個体です。なお、パッと見下面が夏羽のように見えるのは前にいる個体の影ですから。。。
	直上同日同場所、別個体です。若鳥の群れに成鳥が混じっていると思って撮った個体ですが、垂れた肩羽に隠れて白く脱色した旧羽雨覆が写っていました。
	2015/10/15　佐賀県　佐賀市　　　飛翔写真上面です。
	2019/09/28　佐賀県　佐賀市　　　飛翔写真、ダウンストロークです。