Motacilla alba ocularis  White Wagetail(亜種レベルでの英名は不明です)

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第1回冬羽→第1回夏羽移行中(後期)< = 第1回夏羽 = >成鳥夏羽
2006/04/24 熊本県 天草市

シロートの一言。

第1回夏羽です。
この写真を撮ったころは褐色の風切羽イコールで幼羽だと思っていたのですが、完全な間違いで、亜種ハクセキ以外のハクセキレイ亜種の風切羽と初列雨覆は基亜種も含めて全て褐色です。ただし亜種ホオハクだと成羽初列雨覆には白い羽縁がある個体が多く静止写真でも識別できることがありますが、亜種タイワンの初列風切は成幼共に一様な褐色で、どうしても初列風切内弁側白斑の有無を見る必要があるみたいです。ただ、撮っていると大雨覆がほぼ白色無班の少数派グループと、暗色軸班が目立つ多数派グループに分かれていました。そして後者の場合初列風切も褐色無班で、今のところは白色無班の大雨覆は成鳥で、暗色軸班が目立つのは若鳥なのだろうと判断中です。ただし、そう書いてある図鑑はありません。あくまでも私見ですから。。。
2018/04/16 鹿児島県 南さつま市
   
亜種ハクセキと比べるとずいぶん細い過眼線ですが、亜種タイワンの過眼線はこのように細いほうが標準で、仮に幅広気味だと亜種ハクセキとの交雑を疑う事案になるそうです。
上同日同場所、何故だか大雨覆軸班が背と同じ灰色の別個体です。
直上同一個体です。
直上写真では腰横の側面体羽に影が映っているだけのようにも見えますが、実際は腰の色が側面体羽まではみ出していいるのがわかります。多くはないはずですが、亜種タイワンではたまに見かけます。
直上同一個体、正面と背面です。
背面写真は腰までやや暗色になった灰色が続いています。
2009/04/21 長崎県 対馬市
   
大雨覆暗色軸班がやや淡色で、ネット上で♀成鳥なのではと言われていたタイプです。ただしその真偽の程はわからないです。。。(^^;
2009/04/24 長崎県 対馬市
   
直上同文ですが、この個体の大雨覆軸班がやや淡いのは、隣の羽と重なった結果みたいです。
2018/04/16 鹿児島県 南さつま市
   
ボケボケですが、飛翔写真上面です。
左翼P6・P7内弁側に白斑があるようにも見えますが、他の羽にはありませんから光線の反射です。
直上同日同場所、多分別個体の上面です。
このときは若鳥ばかりと思える10数羽の群れで、個体識別はできなかったのです。
直上同文です。
直上同文です。
腰のあたりまで背の灰色と同じ色味が降りてきていますから、この個体の場合仮に顔が写ってなくても亜種タイワンだろうと推察することができます。
直上同日同場所、多分別個体の飛び出しダウンストロークです。