Ixobrychus sinensis　　Yellow Bittern

2021/07/13　福岡県　鞍手町

シロートの一言。 ＴＯＰと同一個体、♂成鳥夏羽です。 ♂成鳥の頭部は青黒く、喉から胸元にかけては中央部に淡褐色の縦班が１本入ります。ただし淡すぎて無班のように見える個体、あるいは逆に３本程度見える個体もある程度普通にいるようです。また、♂のクチバシ基部の赤班を婚姻色としてある図鑑もありますがこの赤味は渡来時から渡去するまでずっとありますし、ヨシゴイに虹彩の変化についての記述はありません。夏羽は単純に夏羽であって、特別な婚姻色というものはないのではと推察です。。。そして多分見ることができない♂冬羽は、頭部が暗褐色(多分♀頭部と同じ色？)に変わってクチバシ基部の赤味はなくなり、肩羽は暗色味を増すもののようです(多分新羽換羽)。

	上同一個体、最大限に頸を伸ばした横姿です。
	上同一個体、背面です。
	上同一個体です。 胸元を膨らませてクチバシは開けることなく、もの凄く短く、「ホッホッホッ」と遠くで何かが啼いているような小さな声で啼いていました。
	上同一個体です。 肩羽のところ、飛翔写真にも写らない暗色の羽が写っています。
	2016/06/27　福岡県　鞍手町 　　　 葦の葉っぱの上に乗っていますが、ヨシゴイは葦原下の地面に降りることなく、葉っぱの上を歩いて葦原を移動することができます。
	直上同一個体、正面です。 ♂の喉元から伸びる縦班は極めて淡く、基本は中央部に１本ですが無班に見える個体もいますし、逆に３本くらい見える個体も普通にいるみたいです。
	2016/08/05　福岡県　鞍手町 　　　 ８月個体ですがクチバシ基部の赤班はまだ鮮やかで、やはり婚姻色とは違うようです。
	直上同日同場所、飛翔写真上面です。
	2016/07/05　福岡県　鞍手町 　　　 飛翔写真ダウンストロークですが、この個体はクチバシ基部の赤班が目立たなくなっていました。もしかしたら♂若(第１回夏羽)か早々に冬羽変化が始まっている♂なのかもですが、これ以上のことはわからないのです。。。
	直上同一個体、飛翔写真アップストロークです。 クチバシ基部には、かなりうっすらと赤味があるような。。。