Larus schistisagus  Slaty-backed Gull

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2014/02/18 千葉県 銚子市

シロートの一言。

第1回冬羽です。
この時期のオオセグロは摩耗褪色に加え換羽なった新羽の影響もあって、幼鳥以上に個体差が大きくなるようで、シロカモメ以上に擦れて白くなった個体も時々見られるようになります。そのため肩羽・雨覆の軸班は頼りにならずで、ひとえに褐色の初列や、目の周囲に班が集まったオオセグロ独特の顔立ち・顔の作りが頼りになります。
2012/01/21 福岡県 糸島市
   

肩羽のグレーが薄く、かなり長い間オオセグロで大丈夫なのかと悩んでいた個体です。しかしこの茶褐色の幼羽初列はオオセグロのものです。
2014/02/16 千葉県 銚子市
    
まだ2月ですが、見る度に擦れまくったオオセグロかワシかで迷いまくっている個体です。上面に灰色味はないことからオオセグロのほうだろうと今のところの判断です。
2014/02/17 千葉県 銚子市
   

初列は褐色で肩羽軸班も濃く、大きさを覚えてませんがカナダよりはオオセグロのほうだろうと判断です。
2018/02/18 千葉県 銚子市
    
とんでもなく白く退色した個体です。モンゴルやタイミルもかなり白くなりますが、この奥目がちに見える目はオオセグロです。
2014/02/23 千葉県 銚子市
   

暗灰色の肩羽が出てきています。オオセグロとしては薄く見えますがカナダとしては濃すぎで、2択ならばオオセグロ判断です。。。
2014/02/23 茨城県 神栖市
   

まるで秋口の幼鳥がタイムリープでもしてきたような、2月の暗色タイプです。。。2年目くらいまでのオオセグロ若鳥は、本当に千差万別に見えます。
2015/03/02 千葉県 銚子市
   
夏羽移行中としたくなるような、頭頸部だけ真っ白の3月個体です。そしてオオセグロらしい暗灰色の肩羽も出てきています。
直上同日同場所、似たような別個体です。
2010/03/04 北海道 根室市
   

直上個体の肩羽のように、一部の擦れた幼羽が灰色に見えています。
2010/03/06 北海道 根室市
   

直上個体よりも肩羽はやや褐色味が強い個体です。微妙な擦れぐらいで、褐色味が強くも灰色味が強くも見え方が変化しているのではと。。。
直上同文です。
2018/02/18 千葉県 銚子市
   

飛翔写真上面です。奥目がちなきつい顔と、大雨覆の暗色帯・褐色の初列風切が目立っています。ただしこの暗色帯を持たないオオセグロもある程度普通にいますから。。。
直上同日同場所、別個体の飛翔写真ダウンストロークです。
直上同日同場所別個体、上面とアップストロークです。