Tarsiger cyanurus cyanurus  Red-flanked Bluetail

ヒタキ科TOP<
スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属 (全長14cm ジョウビタキ同大、スズメよりやや小さい)
2009/01/08 福岡県 久山町

シロートの一言。

♂成鳥冬羽です。
ユーラシア大陸中高緯度、シベリア南部から中国北部にかけて繁殖し、高緯度部ではロシア欧州部あたりまで繁殖域は広がっていますし、飛び地的に中国南西部にも分かれて繁殖しています。そしてアジアの個体は、中国南東部からインドシナ半島などで越冬します。2〜3亜種に分かれているそうですが、詳細はわからないでいます。日本では基亜種ルリビタキが本州や北海道の亜高山帯で繁殖する留鳥ですが、西日本では冬鳥です。そして夏羽になっても基本的に同色ですが、全体の青味はより濃く鮮やかになっているそうです。そして「小鳥」と呼ばれる小さな鳥たちは通常2年目冬で成鳥の羽衣になって繁殖行動を始めるのですが、このルリビタキ♂はその「成鳥羽」なるまでに4年もかかっていて、2年目や3年目のまだ若い成鳥は本来の成鳥羽になりきる前から繁殖行動を行っています。

ルリビタキ Tarsiger cyanurus  
基亜種ルリビタキ Tarsiger cyanurus cyanurus
  ♂第1回冬羽
  ♂第1回冬羽→第1回夏羽移行中
  ♂(成鳥)第2回冬羽
  ♂第2回冬羽→第2回夏羽移行中
  ♂(成鳥)第3回冬羽
  ♂成鳥冬羽
 
  番外

ホームページTOP<
めにゅーへ