Calidris subminuta  Long-toed Stint

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幼鳥<  擦れた幼羽 = >幼羽→第1回冬羽移行中(前期)
2022/09/15 佐賀県 白石町

シロートの一言。

擦れた幼羽です。
ウズラシギだと「背の大きな白いVの字斑」は幼鳥だけですが、ヒバリシギだと成鳥夏羽にもありますから、擦れた幼羽も擦れた夏羽と間違えそうになります。しかし8月に擦れていれば成鳥で、9月に擦れていればだいたい幼鳥です。そして9月の成鳥は冬羽換羽が始まっていますし、それ以前に殆どの成鳥はもう日本をあとにしています。この個体も9月半ばの夏羽とするには綺麗すぎますし、ヒバリシギの同定には他の鳥以上に撮影日の把握が必須になるのです。
2017/08/28 福岡県 糸島市
   
8月末、過去最も早い時期に擦れた幼羽と判断した個体です。白い羽縁が目立つ雨覆も幼鳥証しですが、羽縁(特に羽先)ギリギリまで迫っている暗色軸班も幼羽の印です。
2015/09/04 熊本県 熊本市
   

直上個体に似た感じの9月個体で、ほぼ直上同文です。
2008/09/20 佐賀県 白石町
   
肩羽の目立つところに3〜4枚、羽先羽縁が広くなって成羽のように見える羽が並んでいます。チョットは迷いましたが他の羽にその特徴はありませんし、9月半ばの成鳥に冬羽換羽した羽がないのも妙で、擦れた幼鳥判断です。
直上同一個体です。
見下ろしだと成羽に似た肩羽は目立たなくなりましたし、微かに背の「大きな白いVの字班」の痕跡が写っていました。
2013/10/01 福岡県 糸島市
   
まだ擦れた幼羽ばかりで、第1回冬羽換羽が始まっていないのが不思議な10月個体です。
2018/10/06 沖縄県 金武町
   
直上同文ですが、暖かい沖縄の場合はなんとなく冬羽換羽が遅いのも納得がいけてしまいます。。。(^^;