Calidris subminuta  Long-toed Stint

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= 幼鳥 = >擦れた幼羽
2009/09/01 佐賀県 白石町

シロートの一言。

幼鳥です。
幼鳥と成鳥夏羽は酷似しますが、背の「白い大きなVの字班」は幼鳥では純粋に白く、成鳥夏羽ではやや淡褐色(バフ色)気味に見えます。そして幼鳥では胸元縦班が細く見える個体もいますし、幼羽と夏羽では肩羽暗色軸班の見え方が少し違います。幼羽では暗色軸班が羽縁ギリギリまで迫っていて羽先にも直接届いて見えますが、夏羽では暗色軸班が少し狭まっていて、羽先では軸班の中から細い羽軸が伸びて先端に刺さっているように見えます。ただしあくまでもシロート個人の受け止めかたですし、どっちつかずに見える個体も普通にいます。そもそもと言いますか、両者一番の識別ポイントはその撮影された日付になります。春の渡りに幼鳥はいませんし、秋の渡りで綺麗に見えるのは幼鳥で、成鳥はかなりボロボロになっていますから。。。(^^;
2017/08/18 佐賀県 白石町
   
過去最も早い時期の幼鳥です。。。
2016/08/31 佐賀県 白石町
   
角度が悪くて背の大きなVの字班が目立たず、成鳥かとも思った個体です。しかし、8月末の成鳥夏羽としては綺麗すぎますし、肩羽暗色軸班も羽先まで届いています。赤味が少ない暗色タイプの幼鳥です。
2015/09/04 熊本県 熊本市
   

ちょっとだけ成鳥ふうに、肩羽羽縁が幅広気味な幼鳥です。
2006/09/27 佐賀県 白石町
   
擦れて肩羽羽縁は細く、背の大きなVの字班も目立たなくなっていた個体です。
2022/10/02 熊本県 玉名市
   
10月にしては、綺麗な幼鳥です。
2013/09/12 福岡県 糸島市
   
正面姿はアメウズに似ますが、大きさが違いすぎますからフィールドで間違うことはないです。
2017/08/18 佐賀県 白石町
   
8月半ばですから、まだ擦れる前の背面「白く大きなVの字班」です。
2022/09/15 佐賀県 白石町
   
背面写真もう1枚です。背から腰にかけて、このように幅広な暗色班1本は小型のシギには多いです。
2012/09/19 福岡県 糸島市
   
翼上面です。あまり目立ちませんが大雨覆と初列雨覆羽先には白斑があって、細い翼帯ができます。