Numenius arquata orienatalis  Eurasian Curlew(亜種レベルでの英名は不明です)

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第1回夏羽→成鳥冬羽移行中< = 成鳥(冬羽相当) = >成鳥(夏羽相当)
2014/01/02 佐賀県 佐賀市

シロートの一言。

成鳥冬羽です。
初列羽先は褐色ではなく黒く、三列の暗色横班は細く、その間隔も広く空いています。図鑑に明記されているわけではないのですが、幼鳥・若鳥の初列羽先は褐色で三列暗色横班は太めで間隔も狭く見えたり△班状に見えたりすることが多いようです。。。なお、ダイシャクの成鳥下面は基本的に縦班ですが脇のほうには横班が混じって「Vの字」班に見える個体もいますし、下尾筒は純白無班に見えるのが普通です。また、♀よりも♂のほうがやや小さくクチバシも短めだそうですが、フィールドでその違いを感じたことは1度ももいです。ただし、写真になった後でクチバシをやや短く感じる個体は時々ありますが、個体差なんだろうなで片付けています。♂♀識別をしようと思ったことはないです。。。(^^;
2007/11/08 佐賀県 佐賀市
   

11月上旬でほぼ冬羽換羽なっている、クチバシが短めな個体です。ただしこの日同じ群れの中には、肩羽下段に旧羽を持っていた個体も写っていました。そしてこの個体の三列が綺麗な横班ではなく、斜め状に見えている理由はわからないです。
2005/12/16 福岡県 福岡市
   

背面です。三列の暗色横班は直上個体以上に斜めで、まるで葉脈のようです。
2014/01/02 佐賀県 佐賀市
   
雨覆の羽縁が少し特異で、普通の雨覆は白い羽縁がグルリと周囲を一周して繋がっていますが、この個体の雨覆羽縁は小さく不定型な三角形が僅かに間を開けて連なっているように見えています。
2012/01/23 佐賀県 佐賀市
   
下面縦班が妙に短い個体です。
2014/01/31 佐賀県 佐賀市
   
まるでホウロクみたいに、下面に横班が目立つタイプです。多くはありませんが、ある程度普通にいます。そしてこのくらいなら下尾筒だけで判断できますから、まだ翼裏や腰を撮るまではと粘る必要はないです。。。
2009/03/27 佐賀県 佐賀市
   
3月末、直上同様側面体羽に横班が多いタイプです。
2014/01/02 佐賀県 佐賀市
   

年明け個体、飛翔写真上面です。肩羽は羽先が丸く、冬羽換羽なったあとの成鳥のはずです。
直上同日同場所、同一個体の合成フルストロークです。
豆粒写真のトリミングでこれ以上肩羽を大きく見せることができないのですが、褐色羽縁がキッチリ全周あるように見えますし、この個体も冬羽換羽なった成鳥のはずです。
2007/02/04 福岡県 福岡市
   
翼内側と下面です。