Larus hyperboreus pallidissimus  Glaucous Gull(亜種レベルでの英名は不明です)

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= 擦れた幼鳥 = >第1回冬羽
2014/02/15 千葉県 銚子市

シロートの一言。

擦れた幼羽です。
北米図鑑のイラストにあった新鮮な幼鳥の肩羽は、このように単純な白地にたった一色だけの褐色班ではなく、羽先に暗色が集まって基部側淡色へとグラデーションで変わっていく軸班のようで、雨覆や三列・初列には白い羽縁の内側に「--- 」なサブターミナルバンドふうの暗色班を持っているようです。そして頭部から腹下にかけた体羽は、もっと一様にベタ〜とした暗褐色で、腹下辺りに残る色味がそのまま頭部から腹下までと続き、下尾筒寄りはこの写真同様白地に褐色横班になっているようです。ただしそういう新鮮なシロカモメ幼鳥写真はネット上でも見つけることはできずで、日本で見るのは相当に難しいみたいです。。。
2018/02/18 千葉県 銚子市
   

上のような個体が更に擦れた感じの、まだ幼羽ばかりの2月個体のようです。
直上同日同場所、軸班の様子が違う別個体です。
当時はこういう肩羽こそ第1回冬羽換羽の新羽かもと思ったものですが、単純に擦れ方の違いみたいです。。。
2010/03/03 北海道 標津町
   

3月も半ばでだいぶ白くなってはいますが、基本的には直上個体をより摩耗褪色させただけの擦れた幼羽だけの3月幼鳥です。
2010/03/15 北海道 根室市
   

直上によく似た感じの個体です。
2018/02/18 千葉県 銚子市
   

飛翔写真上面です。