Larus hyperboreus pallidissimus  Glaucous Gull(亜種レベルでの英名は不明です)

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= 第1回冬羽 (擦れた幼羽)= >第2回冬羽
2014/02/15 千葉県 銚子市

シロートの一言。

第1回冬羽(擦れた幼羽)です。
北米のカモメ図鑑を見るまでは相当に新鮮なシロカモメの幼鳥だと思っていた個体ですが、本当に新鮮な幼鳥の肩羽は1枚1枚の羽先が濃く、基部側へグラデーションで淡くなった半月状の暗色班に覆われていました。その軸班が擦れて羽先の一番濃い部分だけが残ったのがこの状態なのではと想像で、渡来が遅いシロカモメの新鮮な幼羽は日本では見られないのではと思われます。そしてシロカモメの1年目に新羽換羽はなく、2年目の秋〜冬が最初の肩羽換羽なのではと推測しています。。。以上、全くの私見で図鑑にそう書かれているわけではないですから。。。 m(_ _)m
2014/02/17 千葉県 銚子市
   
2日違いの上同日同場所、過去最も白く見えた1年目若鳥です。当初、こういう個体は第1回夏羽ではと思っていたのですが、うっすらと幼羽軸班らしいのも見えています。単なる擦れ方の違いだけで、上個体同様幼羽のままは変わらずなのでは。。。
2018/02/18 千葉県 銚子市
   

上背にうっすらと灰色がかった羽があるようにも見えて、新羽換羽なった個体ではと思った個体です。しかし虹彩の暗色味は強くまだ1年目のようで、擦れた幼羽がたまたま新羽のように見えているだけなのだろうと判断です。
直上同日同場所、まだ擦れた幼羽軸班が目立っている別個体です。
直上同日同場所、軸班の感じが少し違う別個体です。
真後ろに写るセグロカモメ第1回冬羽の肩羽にもよく似ていて、当時はこういう肩羽こそ新羽換羽なった第1回冬羽だろうかと思ったこともある個体です。
2014/02/20 千葉県 銚子市
   
全体に白いのですが、雨覆だけ割としっかり軸班が残っていた個体です。
2017/02/28 山口県 下関市
   

北部九州でも幼鳥・若鳥なら飛んできたことがあるそうですが、九州のすぐ手前、過去最も西で撮ることができたシロカモメです。
2010/03/03 北海道 標津町
   

3月も半ばでだいぶ白くなってはいますが、基本的には直上個体から更に摩耗しただけの擦れた幼羽3月個体です。そしてこの個体の内側初列や初列大雨覆には、新しかった頃の幼羽の様子が擦れ切らずに残っています。
2010/03/04 北海道 根室市
   

頭頸部から胸元にかけて多くの灰褐色班が残っていた、いかにも冬羽という感じの3月個体です。
直上同日同場所、別個体です。
西陽に少し染まっていますが、ほぼ無班の肩羽(下段は除く)と細かな褐色軸班の雨覆がハッキリと分かれて写っています。
2010/03/15 北海道 根室市
   

初列は白くなっていますが、他は擦れ残った幼羽軸班が多い個体です。
2008/03/27 北海道 根室市
   

白色無班に見える肩羽は少なく、腹下に褐色斑が多い3月個体です。
2008/03/29 北海道 根室市
   

3月末個体です。この時点で図鑑にある第1回夏羽換羽の肩羽を持たないと言うことは、越夏個体でもいないことには日本国内でだ1回夏羽を見るのは難しいようです。
2018/02/18 千葉県 銚子市
   

飛翔写真上面です。細かな灰褐色班に埋まっていた尾羽の様子がわかります。
2014/02/17 千葉県 銚子市
   

飛翔写真上面もう1枚です。
直上同日同場所多分別個体、飛翔写真ダウンストロークです。
ただし同一個体だったかは、わからないです。。。
直上同日同場所多分別個体、飛翔写真アップストロークです。