シロカモメ第２回冬羽

Larus hyperboreus pallidissimus　　Glaucous Gull(亜種レベルでの英名は不明です)

シロカモメＴＯＰ＜
第１回冬羽(擦れた幼羽)＜	＝　第２回冬羽＝	＞第３回冬羽

2014/02/18　千葉県　銚子市

シロートの一言。

第２回冬羽です。
まだ擦れた幼羽軸班らしいのが見えてはいますが、薄い青灰色の新羽が見えていますし、光彩も黄色に変わっています。一見すると１年目と大差なく、白さという点では１年目のほうが白い個体もいますが、２年目若鳥のはずです。。。１回冬羽とは殆ど同じ羽衣に見えますが、上背から肩羽上部にかけてうっすらと青灰色に見える新羽が出てきています。そして暗色だった虹彩が黄色に、クチバシも最先端だけが淡色に変わっています。これが基本的な第２回冬羽のはずですが、虹彩とクチバシの特徴はこのままに、もっとハッキリとわかる幼羽軸班を残した旧羽と青灰色の新羽を一緒に纏っている個体もいるようです。

	2014/02/15　千葉県　銚子市　　　この個体には青灰色に見える新羽が見当たりませんが、虹彩は黄色でクチバシ最先端は淡色ですから２年目冬判断です。
	2014/02/16　千葉県　銚子市　　　この個体も青灰色の新羽は見えずで虹彩もかなり暗色気味なため、１年目と比べてもかなり微妙な個体です。ですが、うっすらと汚白色な新羽ではと思える肩羽は見えています。クチバシ最先端は淡色ですから、第２回冬羽なのかなと。。。
	2014/02/23　茨城県　神栖市　　　心から第２回夏羽判断したい２月下旬個体です。。。図鑑に、成鳥以外シロカモメ若鳥で夏羽判断された写真がありません。多分ですが、春先の擦れ切った冬羽と夏場個体との識別ができないのではと想像です。。。
	2010/03/03　北海道　標津町　　　薄い青灰色の羽は持っていますが細かな褐色斑も多く、その上虹彩はまだ暗色味が強い個体です。しかしクチバシ先端はかなり淡くなっていますし、２年目変化が遅れている第２回冬羽なのかなと。。。
	2010/03/13　北海道　根室市　　　クチバシから黒班が消えかけている、３年目かもとかなり不安になった個体です。しかし雨覆には、擦れて消えかけた班がギリギリ残っています。その雨覆はまだ擦れて白く褪色した幼羽で、肩羽の換羽量が多いだけのまだ第２回なのだろうと判断です。
	2010/03/15　北海道　根室市　　　直上個体とは逆にクチバシ先端の黒味は強く、肩羽・雨覆にもまだ擦れ残った班が目立っている個体です。しかし虹彩は黄色ですし、虹彩以外の２年目変化が遅れている第２回冬羽なのだろうと判断です。
	直上同日同場所、肩羽・雨覆共にとにかく白さが目立つ別個体です。
	直上同日同場所、肩羽・雨覆共に青灰色の新羽がわかりやすい別個体です。