Vanellus cinereus  Grey-headed Lapwing

ケリTOP<
成鳥擦れた夏羽< = 成鳥夏羽→冬羽移行中 = >♂と♀
2012/08/03 福岡県 志免町

シロートの一言。

成鳥夏羽→冬羽移行中です。
ケリの夏羽期間は異常なほど長く(真冬でも夏羽です)、その反動で冬羽期間は極端に短く秋の僅かな期間だけで、冬羽とわかる個体を見たことはないです。この個体のようにまだらに青灰色が残る頭部から青味がなくなって全体が淡い褐色気味になったならば冬羽と呼べるようになるようですが、その期間は多分9月10月の2ヶ月程度なはずで、11月に撮った個体は夏羽頭になっていました。
上同日同場所、別個体です。
この写真が一番、冬羽時の姿に近いかもです。上個体と若鳥を含む3羽の群れで行動を共にしていました。つがいや親子関係の証明はできませんが、もしそうならばケリの子育て期間は長く、且つ繁殖期以降もつがいを継続していることになります。
直上同一個体です。
肉垂が小さく、アイリングは細くなって、胸の黒斑も薄くなっています。ページTOP個体も肉垂やアイリングは目立ち難くなっていますし、冬羽時は頭部以外にも小さな変化はおこるのかもです?
2016/08/09 福岡県 粕屋町
   
肩羽と雨覆は綺麗で、新羽換羽なっているように見えます。ただし頭部の褐色味はまだそれほどでもなく、胸元黒帯はやや淡くなったままで、ケリの冬羽換羽は体羽が一番遅れて始動するのかもです?
2017/09/01 福岡県 粕屋町
   
9月の成鳥ですが、頭部はまだ冬羽とは言えないようです。
2015/07/27 福岡県 宮若市
   
地上羽ばたき中のアップストロークです。