Buteo japonicus japonicus  Eastern Buzzard

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2019/11/02 秋田県 大潟村

シロートの一言。

第2回冬羽のはずです。
ノスリが何年で成鳥になるのかをまだ知りませんし、以前は黄色の虹彩は幼鳥で暗色(暗褐色)は成鳥の2択だけだったのですが、黄褐色の中間若鳥がいることがわかってきたようです。。。この個体もやや褐色がかった黄色ベースの虹彩に、蝋膜も成鳥ほど明瞭な黄色ではないものの、灰色から黄色に変わろうとしているように見えそうです。そして上背・上段以外にも羽先が丸い肩羽が見えていますし、角度がよければ丸い羽先の雨覆も写っているはずです。前々年生まれの2年目若鳥、第2回冬羽なのではと想像です。なお、こういう個体の臑毛班は、持っていれば縦でも横でもない小褐色斑になっていることが多いようです。
2018/11/02 長崎県 諫早市
   
黄褐色、またはやや淡い暗褐色のる虹彩に黄色い蝋膜で、肩羽だけではなく写っている範囲の雨覆の羽先も丸く見えています。臑毛班も縦ではなく小褐色斑です。
2019/11/02 秋田県 大潟村
   
成鳥判断でおかしくはない濃い暗褐色ですが、直上個体同様に臑毛班は小褐色斑です。こういう臑毛斑は幼羽の縦から成羽の横に移行中なのではと疑っているのですが、そう書いてある図鑑はありません。もしかしたら成鳥の個体差なのかもですから。。。
2020/12/04 長崎県 諫早市
   
直上個体とは逆で、やや暗色気味な黄色の虹彩に縦の臑毛班を持つ個体です。普通に1年目若だと思ったのですが、丸い羽先の雨覆が写っていました。1年目若かもですが、第2回冬羽換羽なった幼鳥名残が強い2年目若なのかもと判断に困っている個体です。
2017/12/22 島根県 出雲市
   
当時♀成鳥ではと思いつつも、この虹彩で成鳥はないなと思いながら撮っていたのを覚えています。なお、雨覆羽先は尖った羽と丸い羽が混在しているようです。
2007/12/25 福岡県 久山町
   
これを撮った当時は、中間若鳥がまだ図鑑になかった頃だったと思いますが、この虹彩をみた瞬間に中間若鳥ではと思った個体です。
2006/01/24 長崎県 松浦市
   
やや淡い暗褐色の虹彩に黄色い蝋膜個体で、写っているほぼ殆どの羽先は丸く見えています。
2014/01/24 福岡県 宮若市
   
暗褐色の虹彩ですがやや淡く、瞳孔は見えています。飛び出しの風切羽羽先には成羽暗色班がありますが内側次列数枚の羽先は淡く、臑毛班は横ではなく小褐色斑が散らばっています。成鳥か若鳥かで悩み、一時期は亜成鳥ではとしていた個体です。。。(^^;
2017/02/02 島根県 出雲市
   

暗色虹彩で臑毛班がない、少し前までは♀成鳥と言われていたタイプです。しかしこの写真には、羽先が丸い成羽雨覆と、ボロボロになった旧羽雨覆が混在しています。冬場の成鳥がこういう雨覆を持つことはありませんし、まだ2年目若鳥のはずです。
直上同日同場所、もしかしたら直上同一個体かもです。
合成写真の風切羽上面には濃淡があって、新旧の風切羽が混ざっているのだろうと推察できそうです。しかし杭にとまってバランスをとった左翼後縁裏側に暗色隈取り班はなく、まだ成鳥ではないのだろうと判断です。
2020/02/08 長崎県 諌早市
   
飛び出しの瞬間ですが、臑毛班は縦横交じっています。風切羽の羽先暗色班も、それがある羽とない羽が混じっているように見えます。直上個体同様、まだ成鳥ではないのだろうと推察です。
2017/12/22 島根県 出雲市
   
飛翔写真下面と着地直前姿です。暗褐色の虹彩に黄色の蝋膜ですから、この写真だけでは成鳥としか判断できない個体です。
直上個体、上下面です。
翼上面の淡色パッチもほぼ外側初列だけと狭く、これくらいなら成鳥範疇として問題はなかったはずですが、翼後縁に隈取り班を持ちません。上面写真ではあるようにも見えるのですが下面写真にそれはなく、まだ若鳥とせざるを得ないかなと。。。