ホウロクシギ幼鳥

Numenius madagascariensis　　Far Easten Curlew

ホウロクシギＴＯＰ＜
	＝　幼鳥　＝	＞１年目若鳥

2013/09/09　福岡県　糸島市

シロートの一言。

幼鳥です。
まだ伸びきってはいない、短いクチバシです。その色味は若い個体ほどピンクがかった肉色に見えますが、短いまま黒ずんできた上クチバシを持つ個体も普通にいます。そして三列は単純な暗色横班ではなく羽先ほど淡色部分が△班状に見えると思っているのですが、△班があまり目立たない幼鳥も普通にいて、だいたい幼鳥を疑える個体はクチバシだけで判断できてしまいますから、幼羽三列△班は参考資料にしかならないです。他に幼鳥は下面の班も少ない傾向ですが、そうではない個体も普通にいます。概して、幼鳥の特徴も様々ですが、クチバシが短く見えてさえいれば基本的に幼鳥だろうと判断しています。

	上同日同場所、よく似た別個体です。この個体も三列羽先では、淡色部分の△班が目立っています。
	2014/08/31　福岡県　糸島市　　　クチバシが肉色ではないものの短く、過去最も早い時期に撮れた幼鳥です。
	2005/09/04　熊本県　荒尾市　　　上クチバシが少し黒ずんではいますが、見た瞬間幼鳥だとわかる短いクチバシです。
	左側上同一個体と、右はダイシャクです。
	2018/09/10　佐賀県　佐賀市　　　クチバシはかなり黒いのですが明らかにまだ短く、三列の淡色△班はバフ色で写っています。まだ幼鳥なのだろうと判断です。
	直上同一個体、飛び出しのダウンストロークです。
	2005/09/11　福岡県　福岡市　　幼鳥クチバシの見本みたいな生育の遅い個体です。ホウロクのほうが繁殖地から近いのか、ダイシャクではここまで幼い個体をまだ見たことはないです。
	2015/09/28　福岡県　糸島市　　下面の班がずいぶん少なく、かと言ってダイシャクほどの白さもない個体です。当時はどっちなのか判断できませんでしたが、今の目で見るとホウロクです。
	2019/10/28　佐賀県　佐賀市　　三列△班の他にも、背の班もバフ色です。１０月も末ですが、まだ幼羽だけの幼鳥のように見えます。
	2013/09/25　福岡県　糸島市　　　飛翔写真上面です。

	2009/09/25　福岡県　糸島市　　　飛翔写真アップストロークです。