Recurvirostra avosetta  Pied Avocet

ソリハシセイタカシギTOP<
幼羽→第1回冬羽移行中< = 成鳥 = >丈比べ
2021/01/13 鹿児島県 霧島市

シロートの一言。

TOPと同一個体、成鳥です。
折り畳まれた白い翼の下に見えている黒色部分は成羽の小雨覆で、最初の頃は色味的に初列風切なのだろうかとかなり悩みました。。。なお、幼羽小雨覆は茶褐色ですからその色味で成若判断できます。そしてこの特徴的なクチバシは、長めで反りが甘いほうが♂で、短めで反りがきついほうが♀だそうですが、私の目ではわからないのです。。。(^^;
上同一個体です。
頭部の羽毛はやや淡く、眼瞼は白です。そして近似種セイタカシギほどの脚の長さはないです。
上同一個体です。
この長くて上に反ったクチバシは、水面に浮いている餌を掬い取るのに適した形になっているのだそうです。故にそのクチバシが使いやすいと思える腹が水面につくくらいの水深の場所で歩き回ってエサ採りをしていました。
上同一個体です。
水面採餌だけではなく、淡水ガモ(水面採餌ガモ)同様尾筒だけを水面に出した「タケノコ状態」での食事風景も普通に見ることができます。
上同一個体、背面です。
2014/11/05 佐賀県 佐賀市
   

秋の渡り個体で、初列風切が褐色なために当初はまだ若鳥だと思っていた個体です。しかし右上合成写真の翼上面小雨覆は黒ですから成羽で、褐色の初列風切はまだ換羽前の旧羽だからなのだろうと判断を改めました。
直上同一個体です。
2014/10/27 佐賀県 佐賀市
   

同一個体連続写真の合成、飛び出しのフルストロークです。
2020/03/12 佐賀県 佐賀市
   

ブレブレの逃げていく後ろ姿です。春の渡りで小雨覆・初列風切共に黒ですから成鳥で問題なく、春の若鳥の場合共に茶褐色に見えるはずです。ただし秋の渡りの成鳥は黒色部分が褪せていますから、特に換羽前初列風切には注意みたいです。