Mareca strepera  Gadwall

オカヨシガモTOP<
= 幼鳥 = >♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期)
2013/11/21 福岡県 福岡市

シロートの一言。

幼鳥です。
殆の淡水ガモ同様、下面腹側褐色小班は幼羽印です。そしてクチバシ側面がオレンジ色無班はオカヨシガモ独特の典型的な幼鳥クチバシなのですが、細かな暗色班を持つ個体もいますし、成鳥であっても♀の場合は無班のクチバシもいます。そしてオカヨシガモ特有の雨覆の栗色褐色斑は♂成鳥が一番範囲が広く、♀幼鳥ではないか殆ど目立たないそうです。あと、幼羽の肩羽羽縁にも性差があるそうですが、それがわかるほど新鮮な幼羽個体は渡来時にはいないのではと。。。あと、尾筒側面の手前にある短い横班の塊を♂第1回冬羽換羽の体羽ではと疑ってもいたのですが、時が経つほど♂の体羽とは違うように思えてきて、♂♀不明幼鳥とすべきかなと判断を改めました。。。(^^;
上同日同場所、別個体です。
奥は繁殖羽で手前は幼鳥のはずですが側面体羽が丸く、エクリかもと疑いつつも三列が奥の繁殖羽とは違うために判断できず、長くお蔵入りさせていた個体です。しかし繁殖羽換羽が早いオカヨシに11月末までフルエクリがいるとも思い難くで、こういうタイプの幼鳥なのだろうと認識を改めました。
2011/11/30 福岡県 福岡市
   
11月末の幼鳥ですが、下面腹側がもう白くなっていた個体です。
2016/12/02 山口県 山口市
   
クチバシ側面に僅かな暗色小班がある幼鳥です。
2013/12/04 福岡県 福岡市
   
下尾筒に幼羽褐色斑が見えていますが側面体羽羽先も尖っていて、胸元の幼羽褐色斑も顕著な幼鳥です。
2008/12/10 福岡県 福岡市
   
幼羽雨覆が広く写っていますが栗色褐色斑は皆無で、おそらくは♀幼鳥です。
2021/12/15 大分県 日田市
   
この個体は羽先が尖った側面の幼羽体羽が顕著です。
2007/12/20 山口県 山口市
   
同一個体の合成ですが、角度が変わる毎に三列軸班の色味が違って写っています。
2013/12/08 福岡県 福岡市
   
飛翔写真上面です。雨覆の栗色褐色斑は些少で、この程度ならばまだ♀幼鳥なのだろうと推察です。
2011/11/30 福岡県 福岡市
   

水面での羽ばたき、ダウンストローク状態です。幼羽雨覆に栗色褐色斑が明瞭ですから♂幼鳥で、♂幼鳥のほうが♀成羽よりも雨覆の褐色斑は多いそうです。あと、♂♀で啼き声も違うそうですが、単独でいるカモってあんまり啼かないですから。。。(^^;