Plectrophenax nivalis ulasowae  Snow Buntingl

ユキホオジロTOP<
= ♂成鳥冬羽 = >♀冬羽
2016/11/18 秋田県 男鹿市

シロートの一言。

TOPと同一個体、♂成鳥冬羽です(ただしこの写真1枚での年齢識別はできないです)。。。
当初、この褐色味が強い頭部で♀ではとしていたのですが、♂♀及び年齢判断にも頭部褐色味は関係ないみたいで、小・中・大雨覆が白く、初列雨覆も基部が白ければ♂で、小・中・大雨覆の基部が暗色で初列雨覆も全面暗色ならば♀になるそうです。そして年齢識別には俯瞰で尾羽羽先がしっかり写っている写真が必要で、羽先が尖っていれば幼羽、丸みがあれば成羽になるそうです。しかし、図鑑によっては羽先が尖った尾羽個体を♂成鳥としてありましたし、尾羽羽先だけに頼った年齢測定は間違いの元になるのかもです。。。
上同一個体背面ですが、丸い尾羽羽先と傷んだ初列羽先が写っていました。
この尾羽羽先の丸みが成羽証しだそうですが、春先くらいになると摩耗である程度丸く擦れてしまった若鳥もいるそうです。しかしまだ11月半ばで、この羽先が傷んだ初列風切までも幼羽とは思いがたく、旧羽初列を纏ったまま渡来してきた成鳥なのだろうと判断です。
上同一個体です。
尾羽の外側3対は白色で、羽先に小さな黒班があります。外から3対目(T4)羽先外弁側に「Iの字状」の小黒班があれば♂で、羽先を囲むように「Uの字状」の黒班であれば♀だそうです。が、♂♀識別は雨覆だけでもっと簡単にわかりますから。。。(^^;
上同一個体です。
強風地帯に生息しているからか常に脚を折って採餌しながら、この格好のまま、本当に素早く走り回っていました。
上同一個体です。
上面(特に頭部)暗褐色部分は冬羽時だけで、夏羽になると真っ白に変わります。また、当初この褐色味を幼羽名残ではと思っていたのですが、この個体が成鳥だとわかったことで幼羽とは全く無関係ということもわかりました。