Accipiter gentilis fujiyamae  Northern Goshawk(亜種レベルでの英名は不明です)

オオタカTOP<
幼鳥< = 2年目若鳥 = >♂成鳥
2020/02/05 長崎県 雲仙市

シロートの一言。

2年目若鳥です。
♀成鳥のように見えていますが下面横班が乱れていて、よく見ると細い縦班が残っていました。当初は上面の色味で♀としていたのですが、2年目の♂若はまだ本来の暗青灰色の肩羽にはなっていないみたいで、♂♀同色みたいです(体格との大きさで♂♀識別は可能)。そして♀に限ればですが、このように幼羽を残した状態で生まれ年翌夏にはもう繁殖行動に入っている個体もいるそうです。
上同一個体、拡大写真と背面です。
下面横班の中には、まるで羽軸みたいな細かな縦班が写っています。そして上背と肩羽の一部には、色濃い新羽ではと思える羽も写っています。この個体同様、図鑑にあった2年目♂写真にも青っぽい肩羽はありませんでした。。。
上同一個体、飛翔写真ダウンストロークです。
下雨覆の横班も、かなり乱れています。
上同一個体、飛翔写真アップストロークです。
成鳥に比べ、下面横班の数も少ないように見えます。
上同一個体、飛翔写真アップストロークもう1枚です。
止まり木の下に、コガモが群れていました。それを狙って何度も旋回してくれて、ハシボソガラスに比べれば間違いなく大きく見えていました。撮っているときは普通に♀成鳥だと思っていましたから、その大きさにはなんの違和感もなかったのです。
上同一個体、飛翔写真下面です。
2017/08/08 佐賀県 白石町
   
上個体同様、僅かに写った胸元には細い横班以外に細い縦班も混じっているように見えます。そして上背・肩羽には、換羽した新羽と思われるやや暗色味が強い羽が見えています。正面姿は写せませんでしたが、この個体も2年目若のはずです。
上同一個体背面と、拡大写真です。
喉元には細かな縦班が混じっているのが見えます。