Calidris tenuirostris  Great Knot

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幼羽→第1回冬羽移行中(前期)< = 幼羽→第1回冬羽移行中(後期) = >第1回夏羽
2014/10/24 佐賀県 佐賀市

シロートの一言。

幼羽→第1回冬羽移行中(後期)です。
ほぼ換羽なった肩羽と雨覆の中に、2〜3枚ハッキリと羽先サブターミナルバンドの痕跡が残る幼羽雨覆が混じっています。国内でのオバシギ成鳥冬羽の写真はないと知っていましたので当時はドキドキしながら撮っていたのを覚えていますが、この個体は明らかに若鳥です。オバシギの第1回冬羽は換羽進行が早く、年内のうちに成鳥冬羽と変わらずまで換羽しているようです。
上同日同場所同文の、別個体です。
2016/10/03 佐賀県 佐賀市
   
第1回冬羽換羽なった肩羽に比べ、サブターミナルバンドがない雨覆の新旧がわかりにくい個体です。しかし微妙ですが、羽先が尖った雨覆は旧羽なのかなと。。。
直上同日同場所、別個体です。
広げられた翼の雨覆に、僅かにサブターミナルバンドが残っています。
2008/10/16 熊本県 荒尾市
   
サブターミナルバンドが擦れ残った羽がずいぶん上のほうにあって、写真になったあとでコオバだったのかと戸惑った個体です。静止状態では、こんなところにまで雨覆の羽がくるのかと驚きました。。。(^^;
2007/11/08 佐賀県 佐賀市
   
ページTOP10月個体よりもやや旧羽が多い11月個体です。
直上同日同場所、別個体です。
この写真での幼羽証拠を見つけることはできないのですが、オバシギ成鳥の秋の渡りは早く、渡来直後数日の滞在のあとに擦れた夏羽を多く纏ったまま早々に越冬地へと旅立っていきます。そのために未だ国内での冬羽写真が撮られていないわけで、11月になっても単なる飛来地に居残っているオバシギは全て若鳥のはずです。
2019/10/28 佐賀県 佐賀市
   

この真っ白な腰はオバシギのもので、コオバの腰は暗色班があります。そして普通、秋から初冬にかけての成鳥は風切羽の換羽中で、その時期にこれだけ綺麗に揃った風切羽の持ち主は元々風切羽換羽がない第1回冬羽個体のはずです。