Calidris tenuirostris  Great Knot

オバシギTOP<
擦れた幼羽< = 幼羽→第1回冬羽移行中(前期) = >幼羽→第1回冬羽移行中(後期)
2013/10/03 佐賀県 佐賀市

シロートの一言。

幼羽→第1回冬羽移行中(前期)です。
このように雨覆にサブターミナルバンドがある個体は、無条件で幼羽からの第1回冬羽換羽中個体ですが、その雨覆の中に換羽なったばかりの肩羽と同じグレーの羽が何枚か混じっています。イラスト図鑑での第1回冬羽姿は肩羽の換羽のみで描かれていますが、オバシギは第1回冬羽換羽でほぼ全ての雨覆や三列も換羽させて成鳥冬羽と殆ど同じ姿にまでなっているのではと疑っています。
上同日同場所、別個体です。
雨覆のサブターミナルバンドが見当たりませんが、サブターミナルバンドが擦れて見えなくなったか元からなかったかの幼羽雨覆と、新羽雨覆が混じって違いがわかり辛くなっている個体です。
2011/08/30 熊本県 荒尾市
   
今のところ最も早く第1回冬羽換羽の新羽を纏っていた個体です。
2018/09/10 佐賀県 佐賀市
   
雨覆のサブターミナルバンドが申しわけ程度にしかついてない個体ですが、三列や大雨覆共々羽先にまだらな濃淡があるのはまだ幼羽です。
2017/09/20 佐賀県 佐賀市
   
尖った羽先の雨覆で、サブターミナルバンドが全くないように見える個体です。9月中に全ての雨覆を第1回冬羽換羽させているとは思い難く、初めからサブターミナルバンドを持たなかったのではと想像です。
直上同日同場所、雨覆の新旧がわかり難い別個体です。
尾翼側の雨覆にはサブターミナルバンドの痕跡がありますが、胸元側の雨覆は羽軸だけしか見えずで羽縁は綺麗です。第1回冬羽換羽が始まって間もないようにしか見えないのですが、初めから雨覆の一部にしかサブターミナルバンドを持たなかった個体なのではと想像です。