Numenius minutus  Little Curlew

コシャクシギTOP<
第1回夏羽< = 成鳥(夏羽相当) = >番外(識別不能)
2021/04/25 佐賀県 白石町

シロートの一言。

TOPと同一個体、成鳥(夏羽相当)です。
図鑑では夏羽としてある場合もありますが冬羽変化も殆どないそうで、基本的には年中同じ羽衣のようです。そして当初、雨覆が傷んでいることを理由に第1回夏羽ではとした個体ですが、三列軸班だけを根拠に成鳥なのではと判断を改めました。古い図鑑には幼鳥頭部には頭央線があると書いてあったのですが、明記はないものの成鳥頭部にもあるのが普通みたいです。あと、頸の縦班は幼鳥のほうが細いと何かで読んだ記憶がありますし、確かにそういう種もいるのですが、新しい図鑑では頭央線共々年齢識別には言及なしで、個体差範疇なのかなと。。。なお、三列軸班の違いも新しい図鑑に明記はありませんし、稀に例外個体もいて絶対ではない上に、ツルシギのように成幼共に△班三列の種もいます。。。あくまでも私見ですから。。。(^^;
上同一個体です。
肩羽と雨覆は色も羽縁の傷み具合も違います。故に若鳥ではと疑っていたのですが、もし肩羽の成鳥夏羽換羽があれば世代が違う羽衣問題はクリアできます。
上同一個体、頭央線です。
前頭部から明瞭な個体と、この個体のように前頭部がやや不明瞭な個体がいて後者は成鳥かもと思ってもみましたが、新しい図鑑にそういう記述はないです。。。(^^;
上同一個体です。
肩羽と雨覆の世代(新羽換羽時期)が違うのがよくわかります。
2021/04/25 佐賀県 白石町
   
この個体も雨覆の傷みが酷くて若鳥ではとしていたのですが、三列は成羽想定の等間隔暗色横班ですから成鳥なのだろうと判断を改めました。
直上同日同場所、別個体です。
前を行く△羽縁三列が若鳥で、後ろの等間隔暗色横班三列が成鳥のはずです。ただし図鑑での裏付けはありません、あくまでも私見ですから。。。(^^;