Phyllouscopus occipitalis  Eastern Crowned Warbler

センダイムシクイTOP<
幼鳥< = 成鳥 =
2008/06/18 北海道 根室市

シロートの一言。

盛大に啼いていましたから♂成鳥ですが、写真での性別や年齢識別はできないです。
センダイムシクイ特有の頭央線が葉っぱに隠れていますが、シミ一つない黄色い下クチバシを持つムシクイ類はこのセンダイムシクイとほぼ三宅島だけに限定されるイイジマムシクイ2種類だけになるそうです。また、基本となるムシクイ類三種(他はメボソムシクイとエゾムシクイ)中センダイは最も明るい緑色に見えます。
上同一個体、正面から見た頭央線です。
頭央線というより、前頭部から頭頂にかけて薄くなっているだけなような。。。なお、日本未記録のオジロムシクイ(中国〜東南アジアに分布)という種はこのセンダイ以上に頭央線が明瞭に見えるようです。
上同一個体です。
正面からだと稀に頭央線がないか見づらい個体もいるそうですが、後ろ姿の頭央線はだいたいハッキリしているようです。また、下尾筒が黄色く見える個体もいます。
2012/05/03 長崎県 対馬市
   

木陰に入られると明るい緑色には見えなくなる場合もありますが、頭央線とシミ一つない黄色い下クチバシは明瞭でセンダイムシクイだとわかります。
2014/05/19 北海道 苫小牧市
   
僅かな角度差なのだか、センダイムシクイの翼帯は簡単に目立たなくなってしまうもののようです。
直上同日同場所、別個体のです。
眉班に微かな黄色味があって、キマユムシクイかと期待しながら撮った個体です。しかし本来のキマユムシクイの眉班に黄色味は殆どなく、体色もこれほど緑色味強く見えることもないそうで、逆にセンダイムシクイの眉班には僅かに黄色味があることが多いみたいです。
直上同日同場所、多分別個体です。
直上個体とは3時間くらいの時間差があるのですが、この個体の眉班も僅かに黄色味を帯びているように見えます。別個体のです。
2022/09/01 福岡県 自宅
   
秋の渡りで、年中同じ羽衣ですがいわば冬羽です。エナガの群れに混じっていたのですがそのエナガ同大か、どちらかというと小さく見えていました。
2022/09/05 福岡県 自宅
   
飛び出しのアップストロークは、下尾筒が妙に黄色い個体でした。多くはないみたいですが、ある程度普通にいるタイプみたいです。