Dendrocopos kizuki kizuki  Japanese Pygmy Woodpecker(亜種レベルでの英名は不明です)

キュウシュウコゲラTOP<
♂成鳥< = ♀幼鳥 = >♀成鳥
2007/05/26 福岡県 糸島市

シロートの一言。

♀幼鳥です。
この個体はクチバシは大きいものの、基部側が黄色いクチバシは幼鳥の証しです。そしてそばに親鳥がいたわけでもないのに、何度も腰を落としては両の翼もダラリと垂らし、雛鳥が親からエサをもらうときのポーズを繰り返していました。当時まだ幼鳥クチバシの特徴は知らなかったのですが、このおねだりポーズを見た一瞬で、幼鳥だと気がつきました。まだ5月だというのに、コゲラの繁殖と巣立ちはずいぶん早いのだなと驚いたのです。
直上同一個体です。
背の白斑の滲みを幼鳥の証しとされている図鑑もありますが個体差も大きく、クチバシ判断のほうが間違いはないと思えます。
2020/05/25 福岡県 自宅
   
黄色い下クチバシとそのクチバシ自体も小さく、背の白斑もかなり滲んでいます。巣立ち直後の幼鳥の背は、こんな風に滲んでいる個体のほうが多いそうです。
2020/05/28 福岡県 自宅
   
背はわかりづらいですが、基部が黄色く小さい幼鳥クチバシの様子はよくわかります。
2024/06/08 福岡県 自宅
   
6月個体です。クチバシ基部側の黄色味が目立っています。
2020/09/13 福岡県 自宅
   
9月個体です。クチバシ基部に黄色味はまだありますが、背の白斑はずいぶんしっかりとしています。
2019/10/17 福岡県 自宅
   
10月個体です。下クチバシの黄色味はまだありますが、5月個体と比べると黄色の範囲がずいぶん狭くなっています。
2019/12/20 福岡県 自宅
   
年末の幼鳥で、クチバシ基部の淡色部分はかなり淡くなっています。
2007/12/27 長崎県 松浦市
   
直上同文です。
2018/03/28 長崎県 長崎市
   
年明け3月末はこの年生まれが出てくるには早すぎで、前年生まれが翌年春になってもまだ幼鳥クチバシの特徴を持っているのがわかりました。
2023/04/14 福岡県 自宅
   
4月個体ですが、直上3月個体同文です。
2019/04/19 長崎県 長崎市
   
直上同様4月個体で直上同文ですが、この個体のクチバシはかなり大きく見えます。もしかしてですが、コゲラの♀は生まれ年翌年でもう繁殖活動に入っているのかもです?