Anas acuta　　Northern Pintail

オナガガモＴＯＰ＜
＝　♂幼鳥　＝ ＞♂幼羽→第１回冬羽移行中(前期)
2009/10/06　福岡県　福岡市

シロートの一言。

♂幼鳥です。
１０月ですから擦れてきた幼羽で、下面褐色斑が淡くなっています。そして２トーンのクチバシに目が行きますが、幼鳥は♀でもこのクチバシになることがあって、クチバシでの性別判断は間違いの元だそうです。幼鳥の♂♀識別は三列最外側１枚の外弁側がこの写真のように真っ黒であれば♂、褐色であれば♀で、極々稀に例外もあるそうですが、この三列最外側外弁判断が最も確実な識別方法になるそうです。他にも三列・雨共に♂幼羽のほうが灰褐色気味で(特に雨覆羽縁がないか目立たない傾向)、♀だと暗褐色気味ですが、多分それもクチバシ同様に確実ではないのだろうと思われます。
2006/09/26　福岡県　福岡市
　　　
２羽共に２トーンのクチバシで淡褐色気味な肩羽軸班ですが、三列最外側１枚の外弁の色が違います。向かって左向き左側の黒い三列外弁は♂幼鳥で、右向き右側の褐色な三列外弁個体は♀幼鳥です。
2010/10/13　福岡県　福岡市
　　　
最外側三列は黒で２トーンクチバシの♂幼鳥なのですが、肩羽が黄褐色気味な軸班の個体です。そして直上♂幼鳥もそうですが、雨覆の羽縁が殆ど目立ってはいないのもわかります。
上同日同場所、肩羽羽縁にいくらかの白斑が混じる以外は全て上３体と同じタイプの♂幼鳥です。
2013/11/08　福岡県　福岡市
　　　
遠目には、中央部が暗色になった成羽三列を持っているように見える幼鳥です。ただし第１回冬羽換羽の新羽ではなく、幼羽三列がたまたまの摩耗褪色の結果で成羽三列のように写ることがあるみたいです。