Anas platyrhynchos platyrhynchos  Mallard

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♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期)< = ♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期) = >♂エクリプス
2018/10/31 長崎県 諌早市

シロートの一言。

♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期)です。
顔の換羽はほぼ終わっていますが、軸班がある幼羽肩羽がまだ残っていますし、クチバシ峰の線状班も目立っています。全ての個体に出るわけではないようですが、この線状班があれば殆どの淡水ガモでは幼鳥・若鳥確定です。ただしマガモの場合、エクリからの換羽中個体でもこの線状班を持っている個体がいましたから、無条件ではないようです。。。あと、上尾筒も黒に換羽なっていますが、中央尾羽はまだ灰褐色の旧羽(幼羽)のままで、この色味でエクリの中央尾羽と識別ができればよいのですが図鑑等にそういう記述はないです。ただし、エクリから繁殖羽への換羽の場合、もっと早い換羽状況で黒い中央尾羽に換羽なっているようです。
2020/10/18 佐賀県 白石町
   
縦の軸班の肩羽と、無班で羽先が丸い肩羽が混在した個体です。擦れてたまたまエクリのような肩羽になったのだろうとしか判断できずで、幼羽からの換羽のはずです。
2009/11/09 福岡県 福岡市
   
側面体羽はすっかり換羽なっていて、肩羽軸班だけでの判断です。
直上同日同場所やや換羽が進んでいた別個体と、手前に写っているのは♀です。
手前左向きが確か直上後ろ同一個体です。
2005/10/28 福岡県 福岡市
   
羽先が尖り気味の肩羽に、僅かに残った軸班が見えています。そしてうっすらと見えるクチバシ峰の線状班で、2択ならば幼鳥からの換羽かなと判断できる個体です。
2011/11/30 福岡県 福岡市
   
11月末日の♂若です。換羽が進んで、少し起き上がった感じの黒い中央尾羽が写っています。幼羽の中央尾羽がそのままカールするのではなく一旦黒い中央尾羽に換羽したあとで、その羽がカールするもののようです。