Anas clypeata  Northerin Shoveler

ハシビロガモTOP<
♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期)< = ♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期) = >♂第1回夏羽
2019/01/24 熊本県 玉名市

シロートの一言。

♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期)です。
1月も後半ですから第1回冬羽としたいところですが、まだ換羽は続きます。そして前期・後期の識別に決まりなどはないのですが、若鳥の場合♂の白い体羽が見えていれば後期としてもいいのではと。。。あと、三列羽先の白い羽縁はシッカリと「Vの字状」に尖って羽縁を回り込んでいますからまだ幼羽で、エクリプスの三列は繁殖羽同様幅広な白斑1本だけで羽先でとどまり、羽縁を回り込むことはないです。ただ、2月〜3月となると、幼羽三列羽縁も擦れてエクリの三列のように見えることもあるみたいです。
2018/12/13 山口県 山口市
   
たまたまの換羽の過程でしょうが、妙にあっさりした色味の♂です。。。
2021/12/23 佐賀県 佐賀市
   
手前側三列の外弁側羽縁は光のイタズラで消えかけているだけでチャントありますが、その奥にある三列外弁側羽縁はヤケに細く、摩耗で消えようとしているように見えてしまいます。一見エクリの三列のようにも見えますが、若鳥のはずです。
直上同日同場所、エクリから換羽かもの別個体です。
黄色の虹彩にエクリだと思って撮っていたのですが、写真になってみると擦れた体羽が羽先が尖った幼羽のように見えて、三列も羽縁白斑が擦れて見えなくなっただけの幼に見えて、まだ若鳥なのではと。。。なお、暗色班が混じる水色小雨覆は幼羽とは言い切れずで、♂繁殖羽にも写っていました。
2023/02/05 佐賀県 佐賀市
   
この暗色虹彩でエクリからの換羽はないはずです。一見エクリの三列のように見えますが幼羽三列の羽縁白斑が擦れて、羽先で白斑がとまっようなに見えているだけなのではと判断です。直上個体の同定違いはあるかもですが、この個体は絶対に若のはずです。