Anas clypeata  Northerin Shoveler

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= ♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期) = >♂幼羽→第1回冬羽移行中(後期)
2018/10/20 長崎県 雲仙市

シロートの一言。

♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期)です。
   
やや色が淡くなった側面体羽の羽先は丸く、第1回冬羽換羽なったばかりの新羽のようです。そして♂幼鳥の虹彩は「♂成鳥よりも鈍い黄色」と図鑑には書かれていますが、実際は黄土色(黄褐色・ラクダ色)ほどに見えるようです。対して、エクリだと♂繁殖羽同様に黄色く、♀幼鳥だとより濃い暗褐色です。
上同一個体です。
ずいぶん青味が強い雨覆が見えています。図鑑では♂幼羽雨覆は鈍い水色・灰色味がかった水色などと書かれていますが、実際はその時々の光線の具合で色合いは変化して写っています。同定の際、雨覆の見え方も参考資料程度としか使えないみたいです。
2009/10/22 福岡県 福岡市
   
三列の下にある側面体羽の縞模様が気になっていたのですが、この模様があるのはエクリと♂幼羽だけで、♀は成幼共に持たないようです。ただし、そう書いてある図鑑はありませんから。。。(^^;
2011/11/26 福岡県 福岡市
   
11月も末だからさして新しそうには見えないのかもですが、いくらかの側面体羽の羽先は丸く見えます。ある程度は、側面体羽の換羽を終えているようです。
直上同一個体です。
♂なのに、この写真の幼羽雨覆は灰褐色に写っています。どう見ても♀幼羽雨覆のようで、当時は本当にわけワカメになっていました。。。(^^;
2021/12/23 佐賀県 佐賀市
   
第1回冬羽換羽中から、早い個体は♂本来の黄色の虹彩に変わっていくようです。そしてこの個体は目先にうっすらと、換羽中の♂特有の白い三日月班ができかけています。
2010/01/17 長崎県 雲仙市
   
ハシビロガモは、換羽が遅い個体も普通に見られます。1月半ばのこの個体には胸元から下面まで続く幼羽暗褐色小班や、側面体羽にも羽先が尖った幼羽が残っています。
直上同日同場所、別個体です。
他のカモ類と比べればずいぶん遅いのですが、1月半ばでやっと繁殖羽と同じ側面体羽が出てきた個体です。
2019/01/24 熊本県 玉名市
   
直上同文ですが、やや換羽が進んでいた個体です。
2018/02/19 茨城県 神栖市
   
呆れるほど換羽が遅い個体です。それでも2月だからか虹彩は明るい黄色になっていますが、ほぼ全面擦れた幼羽のまま、顔の目先だけに第1回冬羽換羽の新羽が出てきているだけのようです。