Anas clypeata  Northerin Shoveler

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♂第1回夏羽< = ♂エクリプス→繁殖羽移行中(前期) = >♂エクリプス→繁殖羽移行中(後期)
2021/12/05 佐賀県 白石町

シロートの一言。

♂エクリプス→繁殖羽以降中(前期)です。
幼羽から第1回冬羽移行中にも似ますが、基本的に虹彩は鮮やかな黄色で、小雨覆は鮮やかな水色、三列白斑は繁殖羽同様尖った羽先を回り込まず、目先にはうっすらと白斑が入ることがあります。ただその特徴のどれもが完璧には♂成鳥を現わさず、特に虹彩と小雨覆の色には例外個体があるようですし、三列白斑は摩耗褪色で見間違うこともありますし、目先白斑は若鳥でも出すことがあります。。。また、ハシビロガモの♂はエクリプスから直接繁殖羽へと換羽するのではなく、換羽中の短い期間だけサブ・エクリプスと呼ばれる幼羽でも繁殖羽でもない羽衣を体羽の一部に纏いますが、あくまでも一時的で、同時進行で繁殖羽へも換羽中なわけですから、そのサブエクリに関してはあまり気にする必要はないのではと。。。
2011/10/31 福岡県 福岡市
   
虹彩がやや鈍く、肩羽と側面体羽にも数枚羽先が尖ったように見える羽が混じっています。まだかなりエクリプス寄りの個体で大半の羽先は丸く、幼羽から換羽中のおそれはないです。
2016/11/02 福岡県 福岡市
   
最右端の三列風切は白斑が羽先を回り込んでいるようにも見えて、一見幼羽三列的に見えてしまいます。しかしその奥にある三列白斑は普通に羽先でとまっていて、単純に羽縁の摩耗褪色なのだろうと判断です。
2021/11/07 福岡県 福岡市
   
直上個体以上に虹彩が鈍く、この個体も最右端の三列に同じような特徴を持っていました。しかし側面体羽は全て丸く、エクリからの換羽で大丈夫です。
2009/11/09 福岡県 福岡市
   
黄色の虹彩で三列白斑は羽先でとどまり、側面体羽は丸く、胸元や尾筒側面の白い軸班の体羽がなければエクリプスのままに見える換羽遅れの11月個体です。
直上同日同場所でよく似た個体ですが、もしかしたら同一個体かもです。。。
直上同日同場所、顔と胸の換羽が進んでいた別個体です。
2009/11/27 福岡県 福岡市
   
11月末、側面体羽の繁殖羽換羽が始まっていた個体です。
2018/02/19 茨城県 神栖市
   
見た瞬間にビックリした、換羽遅れの2月個体です。そのために第1回冬羽ではとも思ったのですが、羽先でとまった成羽三列の白斑が目立っています。。。