シロートの一言。
成鳥♂♀同色、夏羽・冬羽の変化もありません。
主に北極圏内を含む北米大陸高緯度部で繁殖する他、シベリア東部でも局地的に繁殖し、アジアではごく一部が日本などで越冬しています。全2亜種に分かれるそうですがそのどちらも小種名が種名とかぶらずで、基亜種は絶滅したのだろうかと思っていたら、図鑑によってはこのハクガンを
A.c.caerulescens として基亜種扱いにされていました。わけがわからないのですが取り敢えず、ここでは A. c.hyperboreus を亜種ハクガンの学名として使っています。。。日本ではシベリア東部で繁殖するマガン同大の亜種ハクガンが主に東北地方以北に渡来し、マガンよりも大きくクチバシが太く長い亜種オオハクガン
A.c.atlanticus の渡来記録も北海道では数例あるそうです。ハクガンの公式データの全長にずいぶん開きがあるのは、大きいほうの数字がその亜種オオハクガンのデータなのだろうと思われます。なお、このように初列風切だけが黒く見える白色型が圧倒的な多数派なのですが、頭頸部だけが白く他は暗青灰色の青色型も北米には多くアオハクガンという和名も持ちますが、亜種ではなく単なる色違いだそうです。 |