Tadorna ferruginea  Ruddy Shelduck

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= ♂第1回冬羽 = >♂第1回夏羽
2009/01/20 島根県 出雲市

シロートの一言。

♂第1回冬羽です。
殆ど成鳥のように見えますが、下面胸元や脇に残っている淡褐色部分は擦れた幼羽体羽で、すっかり擦れてしまった三列も幼羽です。そしてもしも肩羽にも幼羽が残っていたとすれば、その軸班は暗褐色に見えるそうです。このあとは1年目個体でも♂は春〜初夏にかけて首輪班がある程度明瞭になって、幼羽三列の換羽も行われるようです。そしてわかりやすい個体は尾羽に擦れた褐色の幼羽を残しますが、その尾羽も初列羽先も黒いままにしか見えない前年生まれも普通にいるみたいです。。。
上同一個体です。
左側は幼羽が少なく、擦れた三列が見えなければ成鳥と間違えそうです。しかし純白ではなく、羽縁が淡褐色に見える大雨覆が写っていました。これは元々暗褐色だった幼羽大雨覆が擦れ残った結果のようです。
2018/02/06 熊本県 玉名市
   
間違っているかもですが、最大限に換羽なった♂第1回冬羽なのではと。。。三列はもう換羽済みで、初列羽先と尾羽は黒く、限りなく成鳥のように見えるのですが、下面体羽のブツブツした感じと側面体羽の僅かな淡褐色体羽は幼羽名残なのではと???
直上同日同場所、別個体です。
成鳥なのではと思いつつ、肩羽と側面体羽に若干ある色ムラと、下面の褐色小班名残のような見え方に最後まで迷っていた個体です。そして同一個体別写真を見ていて、三列に幼羽のような褐色の肩羽がかかっているのを見つけました。僅かに汚れたような汚白色の大雨覆は、もう幼羽だとはわからないです。。。(^^;
直上同一個体です。
背面からのほうが、三列基部にかかる何故かあまり傷んではいない幼羽ではと思える褐色の肩羽がよく写っています。
直上同日同場所、別個体です。
三列・初列・尾羽の特徴は直上同様ですが、この擦れた肩羽は第1回冬羽換羽で換羽なった肩羽と、うっすら茶褐色味が残る肩羽は換羽ならずに残っていた擦れ切った幼羽のままなのではと想像です。。。
直上同日同場所、別個体です。
肩羽は直上個体に似て脱色していますし、三列は透けるほど擦れてしまっています。初列や尾羽こそ黒く写ってはいますが、まだ若鳥判断です。
直上同日同場所、別個体です。
擦れて透けた三列の下に褐色の三列、そして褐色の尾羽と、黒いながらも羽先が擦れた初列も写っています。肩羽や側面体羽の色ムラ、ゴワゴワとした下面体羽等全て幼羽名残なのではと。。。