Antigone canadensis  Sandhill Crane

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ツル目ツル科マナヅル属 (全長95〜100cm ナベヅルほぼ同大。ただし、日本へ渡来する個体群はナベヅルよりも小さい)
2020/12/07 鹿児島県 出水市

シロートの一言。

成鳥♂♀同色、夏羽・冬羽の変化もないもようです。
北米大陸中高緯度全般で広範に繁殖し、一部はアジア側のシベリア東部でも繁殖しています。全6亜種に分かれ本来の越冬地は中米・カリブ海諸国ですが、日本へはシベリアで繁殖している基亜種の一部が稀な冬鳥として渡来しているのではと言われています。しかしやや小さいそうで、アジア産は別亜種なのではとも疑われていると何かで読んだ記憶があります。と言うことで、亜種名は不明としました。。。世界中で最も数が多いツルだそうで、前頭部に目立つ赤斑はタンチョウなどと同じ皮膚の露出なのですが、これが正面からだとハート型に見えることから欧米では人気が高いのだそうで、まして欧州では迷鳥ですから珍しいはずです。また個体それぞれに体の至る所に茶褐色の羽を点在させていますが、これはカナダヅル本来の羽色ではなく、繁殖地で鉄分を多く含んだ土をクチバシでつけて自ら染めているのだそうです。故に、褐色味が少ないこのTOP写真はカナダヅル本来の色味を保っている個体なのではと思われます。。。加えて従来単にツル属とされていたものが日本鳥類目録第8版からは新設のマナヅル属となったため、学名の属名部分が変更されています。

カナダヅル Antigone canadensis     
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