Luscinia svecica svecica  Bluethroat

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スズメ目ヒタキ科オガワコマドリ属 (全長15cm コマドリよりやや大きく、スズメくらい)
2017/03/15 愛知県 名古屋市

シロートの一言。

♂成鳥冬羽です。
北極圏を含むユーラシア大陸中高緯度部で広範に繁殖し、アジアでは東南アジアからインドにかけて越冬します。少なくとも3亜種はあるようですが、冬羽と♀の亜種識別はできないようです。この個体の場合は幸い、ネット上で胸元に茶褐色の羽毛が横長に浮かび上がっている夏羽写真を見ることができましたから、基亜種オガワコマドリL.s.svecica だと亜種の特定ができました。和名を持たない他の亜種、L.s.cyanecula だと胸元が白く横長に抜け、L.s.magna だと喉元から胸まで全て青く染まっているそうです。なお、日本では稀な旅鳥もしくは数少ない冬鳥です。そしてその和名由来は第1発見者の小川さんにちなんだものだそうで、小川に棲むコマドリの意味はないそうです。そしてもう一点、以前は学名の中の属名「Luscinia」はノゴマ属と訳されていてオガワコマドリもその所属だったのですが、2024年日本鳥類目録第8版からは同じ単語のままオガワコマドリ属と訳されていました。そしてノゴマ属には別のラテン語の単語があてられ、ノゴマは1種単独でそのノゴマ属に入れられていました。。。

オガワコマドリ Luscinia svecica    
基亜種オガワコマドリ Luscinia svecica svecica 
  ♂成鳥冬羽

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