Phalacrocorax urile  Red-faced Cormorant

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カツオドリ目ウ科 (全長 79〜89cm カワウより小さい)
2010/03/06 北海道 根室市

シロートの一言。

成鳥ほぼ夏羽、♂♀同色です。
アラスカ南岸からアリューシャン列島にかけて留鳥で、冬期は日本近海まで南下して越冬します。亜種の有無は資料不足で分からないです。かつては北海道東部でも普通に繁殖していたそうですが現在ではコロニーもなくなって、局地的にごく少数の繁殖例があるだけになっているそうです。周りを取り囲んでいるのはヒメウですが、一際目立つ赤い顔がチシマガラスの夏羽です。全長は僅かにチシマガラスのほうが勝るのですが、それよりも明らかに太さのほうが目立ちました。そして夏羽時特有の頭部2ヵ所の冠羽や目の周囲の赤い皮膚の露出部、首筋の白い飾り羽も全てヒメウよりも目立ちます。クチバシは先端だけが黒ずんだ明るい肉色ですが、夏羽時だけ僅かに淡色になるヒメウとは違って年齢季節を問わずにこの同じ色です。

チシマガラス Phalacrocorax urile
  1年目若鳥
成鳥冬羽→夏羽移行中(後期)
  成鳥夏羽
  丈比べ

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