Calidris acuminata  Sharp-tailed Sandpiper

ウズラシギTOP<
= 幼鳥 = >幼羽→第1回冬羽移行中
2009/10/01 佐賀県 白石町

シロートの一言。

幼鳥です。
下面に「Vの字斑」がない幼鳥は近似種のアメリカウズラシギ幼鳥に似ますが、ウズラシギの胸の下地はアメウズよりもオレンジ褐色味が強く、逆に縦班は少なめで、頭部も茶褐色味が強く見えます。また大きさがまるで違いますからフィールドで間違えることはありませんが、単独写真はヒバリシギ幼鳥にも酷似しています。しかしその場合でもヒバリシギの胸の下地にはオレンジ褐色味はなく、アイリングもあまり目立ちませんし、背にはウズラシギよりも明確に「白い大きなVの字模様」が目立っています。
2012/09/19 福岡県 糸島市
   
ウズラとしては暗色なタイプで、何故だか撮った当時はヒバリシギとして仕分けていました。しかしこのアイリングは、ヒバリのものではないです。
2015/09/29 佐賀県 佐賀市
   
ウズラシギの背にも白い「Vの字模様」はありますが、ヒバリシギほどは目立ちませんし、擦れて見えなくなるのも早い気がします。
2007/10/10 佐賀県 佐賀市
   
胸元縦斑が極端に少ない個体です。淡水系のシギですが、有明海では干潟にもいます。モノトーンの他種冬羽の群れの中にあっては、この赤い頭部は目立ってました。また、この幼鳥時のほうが成鳥時よりもずんぐりしていて大きく見える傾向があるようです。
2013/10/12 福岡県 糸島市
   
胸元縦斑が比較的腹側まで長く、且つ多いタイプです。
2013/11/01 福岡県 糸島市
   
過去最も遅い時期に見つけた幼鳥です。脚が長く、比較対象がない単独写真ではヒバリシギの幼鳥のようにも見えてしまいます。しかしヒバリのアイリングは、これほど鮮明に見えることはないです。
直上同一個体です。