Calidris tenuirostris  Great Knot

オバシギTOP<
 幼鳥 = >擦れた幼羽
2016/08/19 佐賀県 佐賀市

シロートの一言。

幼鳥です。
幼鳥の肩羽は白い羽縁が軸斑内に少し切れ込んで、暗色の軸斑がヒイラギの葉っぱ状に見えます。新鮮な内はややバフ色がかるものなのか、僅かに色づいた羽縁の個体もいました。そしてその軸班のため、近似種コオバシギと違ってサブターミナルバンドは雨覆だけに入ります。なお、オバシギの幼羽雨覆はコオバよりもいくらか強いみたいで、10月の若鳥でもけっこう残っています。ただし中には成羽雨覆のように羽先が尖った雨覆を持つ幼鳥・若鳥もいて、そういうタイプの雨覆には最初からサブターミナルバンドは入ってないようです。
上同日同場所、肩羽羽縁に僅かなバフ色味がある別個体です。
図鑑に記述はありませんが、より新鮮な幼羽だからなのかもです?
2011/08/22 福岡県 糸島市
   
羽先が尖った成鳥のような雨覆で、サブターミナルバンドを持たない幼鳥です。多くはないようですが、ある程度普通にいます。
2011/08/30 熊本県 荒尾市
   
肩羽が何枚か脱羽していますが、雨覆の羽先は丸く、サブターミナルバンドが綺麗に残っていた個体です。
2006/09/01 福岡県 糸島市
   
幼羽雨覆が擦れ始めた個体ですが、まだ何枚かの雨覆にはサブターミナルバンドが見えています。
直上同日同場所、雨覆にサブターミナルバンドが一切ない別個体です。
加えて肩羽羽縁に軸班側への切れ込みもなく、軸班がヒイラギの葉っぱ状には見えない個体です。もしかして別亜種ではと疑ってしまいますが、図鑑での記述はないです。
2007/09/11 熊本県 荒尾市
   
羽先の摩耗が進んでいるようにも見えませんが、雨覆にサブターミナルバンドがある羽とない羽が混在している個体です。
2018/08/26 佐賀県 佐賀市
   
飛翔写真上面です。
2017/09/20 佐賀県 佐賀市
   
肩羽が一部脱羽していますが、伸びをした翼の上面です。
2007/09/11 熊本県 荒尾市
   
翼の裏側です。