Puffinus griseus  Sooty Shearwater

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2014/05/20 苫小牧〜大洗航路

シロートの一言。

成鳥のはずですが、ほとんどのミズナギドリ類同様図鑑に年齢識別はありません。
なお、ハイイロミズナギドリ成鳥の換羽時期は初夏になるそうで、その時期に羽が綺麗すぎる個体は幼鳥判断で大丈夫みたいです。また、このように側面写真だと前頭部の傾斜はなだらかで、極似のハシボソミズナギドリだとその前頭部は断崖状、もしくは盛り上がって見えるそうです。そしてハシボソはハイイロよりも翼が短いため、より寸胴に見えるようです。
上同日同一航路です。
遠目の飛翔写真ではクチバシは黒くしか写りませんが、近くから撮れればクチバシはやや青味がかった濃い灰色です。
2017/06/24 苫小牧〜八戸航路
   
横顔が似ているのはオナガとハシボソだそうですが、オナガミズナギドリはこの航路で考慮する必要はまずなく、緩やかな前頭部の傾斜と、大きくて長めの黒いクチバシはハシボソの特徴には合致せずで、ハイイロミズナギで大丈夫なはずです。
2014/05/20 苫小牧〜大洗航路
   
飛翔写真アップストロークです。翼下面は翼角部分を中心にボンヤリと白く、近ければ暗色軸斑が線になってハッキリ見えるそうです。酷似するハシボソミズナギドリの翼下面は先端まで一様な色味で、局所的に白色部分が目立つということはないようです。
直上同日同一航路、飛翔写真ダウンストロークです。
ハイイロミズナギドリの翼下面後縁は暗色部分が広く見え、ハシボソミズナギの翼下面は前後縁関係なく全体に灰色っぽく見える傾向にあるようです。
直上同日同一航路です。
同じく飛翔写真ダウンストローク、翼下面が見えない写真です。
直上同日同一航路です。
脚色もやや青色味がかった灰色ですが、クチバシよりは淡色に見えます。