Anas crecca Common Teal
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= 擦れた幼羽 = | >♂幼羽→第1回冬羽移行中(前期) |
2009/11/09 福岡県 福岡市 |
シロートの一言。 擦れた幼羽です。 肩羽軸班は擦れて殆ど見えなくなっていますが、僅かに残る痕跡は淡褐色の縦です。例外もありますがこの肩羽軸班は幼羽と♀成羽は縦、エクリは無班か横の傾向が強いようです。次に三列ですが、新鮮なうちは濃い暗褐色無班に白い羽縁ですが、擦れてくると羽軸の左右がやや淡色になって、遠目には三列だけ先に換羽したように見えてしまいます。そして肩羽や側面体羽の羽先は、幼羽だと尖り気味で成羽だと丸く見える傾向なのですが、どっちつかずに見えることも普通にあるようです。なお、この個体のようにクチバシ上面が青灰色で基部側が黄色いのは幼鳥だけの特徴ではなく、渡来時から晩秋にかけた全ての♀タイプに見られる現象で、♀成鳥は春先になるとまたこの淡色のクチバシに戻っていることがあるようです。また本来の幼鳥下面には細かな褐色斑が並ぶそうですが、やがてはある程度白く見えるようになるようです。 |