Leucosticte arctoa brunneonucha  Rosy Finch(亜種レベルでの英名は不明です)

アトリ科TOP<
スズメ目アトリ科 (全長16cm ホオジロよりやや小さい)
2008/03/29 北海道 根室市

シロートの一言。

♂成鳥冬羽→夏羽移行中なのだろうと思われます。
主にシベリア東部で留鳥ですが、一部の個体は中国北東部などで越冬します。過去3〜4種に分けられたこともあるほど分類がまだ流動的で、近年北米産3亜種を別種としたあとも、ユーラシア側の5亜種程度を1種に集約するかどうかでまだ話が纏まっていないみたいです。日本ではシベリア東部から千島列島にかけて分布する亜種ハギマシコ L.a.brunneonucha (後頭部から後頸が黄褐色)が冬鳥として主に本州中部以北へ渡来しますが、後頸の色味が違う別亜種も道東を中心にある程度普通に見られています。ただし各亜種の外見は酷似しすぎていて、本来の分布域から離れた外来亜種は不明亜種として処理されているようです。なお、♂♀共に羽衣自体は夏冬ほぼ変化はないそうですが、冬羽時のクチバシは先端だけ黒ずむだけで黄色く、夏羽では全体が黒くなるようです。

ハギマシコ Leucosticte arcto
亜種ハギマシコ Leucosticte arctoa brunneonucha
  第1回冬羽
  ♂成鳥冬羽
  ♂成鳥冬羽→夏羽移行中
  ♀成鳥冬羽
  ♀成鳥夏羽
  番外(別亜種)

ホームページTOP<
めにゅーへ